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宗凶法人愛連合科学技術委員会総力取材

黒い森の毒ヘビたち

前編

 
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理事長

 今年も、あと一ヶ月で終わりねぇ……。早いもんだ。

主席秘書官

 結局、今年に更新できたコンテンツは極、僅かですね。

理事長
 だからこうして、日本で言うところの「しらす」とやらに頑張って更新してるんじゃぁないかッ!!
主席秘書官
 ひょっとして、それはギャグで仰っているのですか?「しわす」ですよ、漢字で「師走」。その由来は坊主(師・師には、僧侶の意味もある)が走り回るほど忙しくなるからと、言われているからですよ。
理事長

 まぁ、最初にギャグの一つくらいとばしておかないと、つまらないではないか。知ってたよ、もちろん知ってた。イヤ、ホント。マジで。ドイツ語で言うと「師走」は、zwölfter Monatとでも言えば良いかね。

主席秘書官

 そうですね。それでは、そろそろ本題へ入りましょうか?いつまでもくだらないギャグ仰っていますと、猊下の人徳が下がるばかりですので。

理事長

 ……さりげなく酷いこと言われているような気がしないでもないが…ウム。さて、数ヶ月前に日本国内で以下のような事件が発生した。

 

毒ヘビに噛まれて119番…違法飼育がばれて逮捕
◆ 東京の41歳男 ◆

 自宅で毒ヘビ51匹を飼育したとして、警視庁保安課は27日、動物愛護法違反(無許可飼育)容疑で東京都渋谷区神宮前、港湾作業員柏木信一容疑者(41)を逮捕した。ヘビに指をかまれ、自ら119番したことから違法飼育が発覚。保安課は退院を待って逮捕した。

◆ 専門家驚く「よく死ななかった」 ◆

 保安課によると、柏木容疑者は7月15日、コブラ科の毒ヘビに餌をやろうとして左手の指をかまれて、自ら119番。病院に搬送され一時は意識不明の重体となっていた。その後、容体が回復したため、同課は退院を待って逮捕した。

 ヘビは世界有数の猛毒を持つトウブグリーンマンバ。体長は約1メートル85もあり、柏木容疑者はプラスチックケースに入れて飼っていた。

 捜査員が専門家に話を聞いたところ「よく死ななかった」と驚いていたという。「体が動かなくなり、呼吸困難で死ぬケースが一般的。毒ヘビを扱うのは非常に難しい」ようだ。保安課は飼育の動機や入手先を調べている。

 調べによると、柏木容疑者は、自宅マンションでコブラ科やナミヘビ科などの毒ヘビ51匹を無許可で飼育した疑い。毒ヘビを飼育するには都知事の許可を受ける必要がある。

 柏木容疑者はヘビを1匹ずつプラスチックケースに入れて飼育。マンションの部屋の壁に沿ってケースが何段も積み重ねられていた。保安課はマンションから、プラスチックケースや図鑑、スネークフックと呼ばれる道具などを押収。同容疑者は逮捕前、マスコミからの取材に「女より毒ヘビって感じです」などと応じていた。

 また、昨年11月には、このマンションを訪れた女性がヘビにかまれる騒ぎが起こっている。保安課は関連についても調べている。
[ 2008年8月28日付 ]

主席秘書官

 なんて言えばいいのでしょうか…バカ?

理事長

 だがしかしねぇ…警視庁保安課などは、同法違反の疑いで、作業員がペットの餌を購入していた東京都調布市のペットショップ「黒い森」の経営者を逮捕した。

 飼育には都知事の許可が必要な特定動物であるカミツキガメを無許可で飼育していたとみられるとのことで、色々ペット業界に激震が走ったのだよ、この事件は。

 

「これまでの調べでは、作業員は7月15日、飼育するには都知事の許可が必要なコブラ科の「トウブグリーンマンバ」(体長1メートル85)に餌をやろうとしたところ、左手人差し指を かまれて119番通報。クサリヘビ科やナミヘビ科の計51匹の毒ヘビとカミツキガメを自宅 マンションで無許可で飼育していたことが発覚し、逮捕された。同課などは、作業員が餌を買っていたペットショップ「黒い森」を捜索。カミツキガメを飼育していたことが分かった。
 「黒い森」は、カミツキガメを含めたカメやトカゲなどの爬虫類や昆虫などを扱う専門店として有名だった。

理事長

 世間では、毒ヘビなど販売してるショップなどがあるのかと、色々な噂や憶測が飛び交ったが、マニアの間ではすぐにどの店が怪しいかなんて検討がついていたし、ではいつ検挙されるか等と息を潜めて状況を観察してたのであるのだよ?

主席秘書官

 毒ヘビマニアは居るのでしょうか?

   
理事長

 簡単な話である、もちろん居る。
 彼らは他の爬虫類マニアとも一線を引いている部分があり、独自の入手ルートを確保しているし繁殖もさせ、殖えたり輸入したら身内で分ける事で情報を洩れないようにしている。
 また少なからず、ショップ関係者の中にもその手のマニアは居る。
 容易に入手出来る点は、その辺りが関係してくるのだが、その点については後ほど語るとしよう。
 実際、何件かのショップの展示ケースから見え難い隠されたスペースで、ヌママムシ、マツゲハブ、アダー等がストックされてるのは確認した事があるが、どれも聞いてみるとスタッフの私物だという返答が返って来た。
 今回噛まれて事が露見した某作業員の飼育装置等を見て驚愕された方々も居たようだが、飼育ケージがプラスチックケース…あれは冗談では無く本当である。
 一般(この言い方もどうかとは思うが)の爬虫類飼育者と、飼育設備はあまり変わりが無く、簡素な設備でお手軽に飼われていたりする。

主席秘書官
 そうなのですか……。理事長猊下は毒ヘビに興味はないのですか?
理事長

 飼いたい欲求は少なからず有るが…怖くて飼えません。下手したらリアルに死にますよ。昔、毒蛇を扱ってた某ショップに伺った時にコブラ科毒蛇の幼体が数匹入ったプラケが無造作に積まれ、今にも崩れそうなバランスでユラユラ揺れてるのを見た時は、正直眩暈がした。
 危険動物の飼育には指定された条件の飼育設備が必要なのだが、そのあたりは各自調べて欲しい、決して“プラスチックケースでの飼育を推奨”なんて書いては居ない。

主席秘書官
 毒蛇はどこで手に入れるのでしょう?

理事長

 これも簡単である、爬虫類ショップからである。
TVの取材で著名人が個人輸入で等と言ってたようであるが、そんな手間かけてリスクの高い輸入を誰がするのか?
 よく勘違いされてるようだが毒蛇は決して高くはない、勿論安くも無いが一般で手に入る爬虫類とそんなに価格帯に差異は無い。
 種類によっては、無毒の蛇より安いモノもいる。
 だったら、他の爬虫類を入荷した時にいっしょに混ぜて持って来てしまえば、個人輸入より安全で簡単に手に入るのは明らかである。
 先にも書いたが、ショップ関係者で毒物を扱ってる人間は居る。
 ここからが、ある意味本題になるのだが、今回この事件が発覚した時に、一部マニアの脳裏には最低以下の三店舗の名前が浮かんだに違いない。

主席秘書官

 マニア御用達の店と言うことですね?

理事長

 そ。今回タイーホされた調布「黒い森」と、ヤヴァイので伏せるが東京「K」、大阪「R」だな、と。

主席秘書官

 御三家というわけですね……。

理事長

 そう言うことー。

主席秘書官
 今回の事件でどのような影響があったのでしょう?
理事長

 そうねー。「黒い森」の顧客リストに載っている客の所には例外なく警察が査察に来た、との情報も入っているね。あー、あとさっき御三家と言ったが、東京Kは多分国内屈指の毒物取り扱い店だったと思われる。全盛期には某爬虫類誌にも広告を打ってたし、店主はインドネシア便にとりわけ強いコネを持って居た。
 あの最強の毒蛇、ブラウンスネークも扱っていたという噂もある。
 しかしながら東京Kは数年前に閉店、現在までに元店舗には二軒爬虫類ショップが入ったが、Kの店主自体は地方に越して現在隠居状態である。
 大阪R、ここの店主は某Sと言うショップの雇われ店主だった頃から、毒物マニアと言う事で一部からは有名であった。
 飼育数も相当なモノであったと言われている。
 サイトを見ればわかるのだが、得意分野は他のショップがあまり手に出さないような変ワリダネばかり扱ってるという印象を与える。
 しかし今回の事件は東京で起こったので、このRは関係無しと思われてるが…どうだろうか?通販と言う手があるのは否めないが。

主席秘書官
 ペットショップ業界も複雑怪奇ですね……。
理事長

 ま、そんなわけで、前編はこのへんで終了。年内に出来れば、後編は更新したいな。

主席秘書官

 理事長猊下が珍しく、かなりまともに〆ていますね。驚きました。

理事長
 やれば出来る子なのよ〜♪

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