導入部、ドイツ語で「1934年全国党大会の記録」とテロップが出て、そして「総統の命令」によって制作とテロップ。渋谷Nシアターの「意志の勝利 Triumph des Willens」を翻訳した人が前だが後に、クレジットとしてでてくるのですが、「命令」と言うよりは「委託」と訳すべきなんじゃないかなぁ…と思ってみたり。
場面が暗転し、ドイツ第三帝国の鷲章(Adler)が表示され、ルイポルト・ホールでルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘス(Rudolf Walter Richard Heß)副総統の党大会開催演説。開催宣言に辺り、亡きパウル・ルートヴィヒ・ハンス・アントン・フォン・ベネッケンドルフ・ウント・フォン・ヒンデンブルク(Paul Ludwig Hans Anton von Beneckendorff und von Hindenburg )大統領への弔いの言葉が述べられ、会場は総立ち。
その後、ヘス( Heß)副総統のヒトラー(Hitler)総統への讃辞が述べられる。すなわち、「あなたはドイツです。あなたが行動するとき、国民も行動します。」「あなたはわたしたちにとって平和の保証です。」等々。ヘス Heß)副総統のSieg Heil!!の連呼で開会宣言をしめる。その後、N.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の幹部の大演説が続きます。いろいろな要人、幹部が演説する中で、一番、演説が上手くインパクトがあるのは…やはり、パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(Paul Joseph Goebbels)国民啓蒙・宣伝大臣殿ですな…後に、有名な「総力戦」演説をするその人です。
ちなみに、この映画「意志の勝利(Triumph des Willens)」は時系列はバラバラです。先ほど述べた党大会の各要人演説の後に映画のに最後、各要人達が入場するシーンがあります故。
突撃隊(Sturmabteilung)の夜間集会です。長いナイフの夜事件(Nacht der langen Messer)の後なので、エルンスト・ユリウス・レーム(Ernst Julius Röhm)に代わり(レーム自体は粛正)、ヴィクトール・ルッツェ(Viktor Lutze)がSA幕僚長となり、ヒトラー(Hitler)総統への再忠誠を誓うシーンですが、歴史的に見て、突撃隊(SturmAbteilung)は親衛隊(SchutzStaffel)に押されて、まるで出番がないのが泣けます。
集会場は熱気に包まれますが、圧倒的です。他、バルドゥール・ベネディクト・フォン・シーラッハ(Baldur Benedikt von Schirach)ヒトラーユーゲント初代総裁、パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(Paul Joseph Goebbels)国民啓蒙・宣伝大臣、ルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘス(Rudolf Walter Richard Heß)副総統の姿も確認することが出来ます。その後、ユーゲントの子達が、有名な「Die Jugend marschiert(ユーゲントは行進する)」を演奏し、流れます。
そして、暗転。
ナチ党党旗とドイツ国防軍旗(Wehrmacht)のが写り、国防軍(Wehrmacht)様子が写りますが、伝統あるドイツ国防軍(Wehrmacht)はあくまで政治的には中立を守ったので、ちょっとしたパレードで終わり。時間にして5分程度しかありません (;´Д`) 「意志の勝利(Triumph des Willens)においては、あくまでN.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の映画であるからかもしれません。
何という、何という……荘厳さ…。思わず、目頭が熱くなります…。そして又画面は変わり…ハーケンクロイツ(Hakenkreuz)旗を下から見上げながら、画面が切り替わり、ヒトラー(Hitler)総統がオープンカーで入場。このときの音楽は「(Die Meistersinger von Nurnberg)」ですな。この演出もすばらしいモノがあります。必見です。
突撃隊(Sturmabteilung)の行進から始まり…各N.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の諸組織のパレードが始まるのですが、ここも圧巻です。ちなみに、パレードは五時間以上続いたそうで…ヒトラー(Hitler)総統も視察するとはいえ、五時間、ベンツのオープンカーで、対応するのは大変だったでしょうねぇ……。
鷲章(Adler)とハーケンクロイツ(Hakenkreuz)がにスポットライトが当てられ、またしても、「バーデンヴァイラー行進曲(Badenweiler marsch)」曲が流れ、ヒトラー(Hitler)総統とN.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の幹部が会場内に到着するのですが、ここもリーフェンシュタール(Riefenstahl)の見事な撮影技術で、恐ろしい陶酔性が出てきます。会場内は狂乱の渦に巻き込まれているほどのすごい状態です。
N.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の各支部がニーベルンゲン行進曲(Nibelungenmarsch)と、共に入場し、ルイポルト・ホールでルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘス(Rudolf Walter Richard Heß)副総統が「総統、演説を!」と前口上を述べると、ヒトラー(Hitler)総統が万雷の拍手と歓声で迎えられるのですが…党員や国民の歓声が収まるまで、きちんと「ためている」のが見ているのが解ります。
そして、ヒトラー(Hitler)総統が、かの、有名な「千年帝国」演説を15分程度するのですが、その間もカメラワークが神がかっておりまして、聞き入る人のカット、各N.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の要人、幹部達のカットなどが続きます。それにしても、ヒトラー(Hitler)総統は本当に演説が上手い(演説の凄さを伝えるため、あえて、写真は載せませんでした)。
個人的には「意志の勝利(Triumph des Willens)」の見所は、やはり、ヒトラー(Hitler)総統の入場シーンと「千年帝国」演説ですな。
ワタシも何回も、「意志の勝利(Triumph des Willens)」は字幕なしのドイツ語版DVDを見ているのですが、このたび、日本語で訳された(とはいえ、疑問に残る訳はありましたが)映画を見に行ったのですが、劇場は正直狭いし、スクリーンも小さいですので、見に行くのなら、余裕を持って観に行きましょう。満員状態でしたした……。
地方の人はそれを買うのも有りかもしれませんね。
Nazis・ドイツに興味がある人の場合、書籍は、「我が闘争(Adolf Hitler)」著から入り、次に「意志の勝利(Triumph des Willens)」をご覧になると良いでしょう。
余裕がでたら、三大聖典の残り二つ、「血と土(リヒャルト・ヴァルター・ダレ(Richard Walther Darre」著、「20世紀の神話(アルフレート・ローゼンベルク Alfred Rosenberg」著を読んでみると良いでしょう。あとは、ワーグナー(Wagner)の音楽作品全部!この五つである程度、N.S.D.A.P(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)のことは解ると思います。